FINAL(North Carolina vs Kansas)
2022年のFIANLは、1985年のヴィラノバ大以来8位シードから5年ぶりの優勝を狙うノースカロライナ大と、10年ぶりにFINAL進出を決めたカンザス大との一戦となりました。戦前の予想ではカンザス大有利と目されておりましたが、トーナメントに入ってから上り調子のノースカロライナ大が前半40-25と15点の大量リード。後半に入ってから早々にカンザス大の猛追にあい、後半は29-47とカンザス大が前半の15点差を跳ね飛ばし69-77で勝利し、カンザス大が14年ぶり4日回目のNCAAタイトルを獲得しました。
カンザス大はインサイドのマコーマックとガードのアバジを中心に得点を重ね、スタートの5人以外でもベンチから途中出場のマーティンが14得点の大活躍。一方のノースカロライナ大もインサイドのベイコット中心に得点・リバウンドを積み重ねていきましたが肝心の所でシュートが入らず、後半終盤にはインサイドのベイコットが前の試合で痛めた足を負傷し、ベンチに下がり厳しい戦いとなりました。それでも試合終了までもつれる展開となったこの一戦は、ラストワンプレーでノースカロライナ大のラブが放ったスリーポイントがエアボールとなりゲームセット。後半巻き返したカンザス大が69-77で接戦を制し、2022年のNCAAトーナメントチャンピオンに輝きました。
2022 National Championship ハイライト